予定納税とは?フリーランス・個人事業主が知るべき支払い時期と減額申請【2026年版】

予定納税とは?フリーランス・個人事業主が知るべき支払い時期と減額申請【2026年版】

確定申告後に届く予定納税通知書の仕組みを解説。7月・11月の納付期限、収入減少時の減額申請の方法、e-Taxによるオンライン申請まで詳しく説明します。

2026年5月12日
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予定納税とは?フリーランス・個人事業主が知るべき支払い時期と減額申請【2026年版】
免責事項:本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の税務アドバイスではありません。具体的なご状況については、必ず税理士または国税庁(nta.go.jp)の公式情報をご確認ください。

確定申告後に届く「予定納税通知書」とは?

毎年3月に確定申告を終えてほっとしたころ、税務署から封筒が届くことがあります。「令和8年分 予定納税額の通知書」——初めて見るフリーランスや個人事業主は「なぜまた税金を払うの?」と戸惑うかもしれません。

予定納税(よていのうぜい)とは、今年分の所得税を確定申告の前に前払いする制度です。前年の確定申告で一定額以上の税が課されると、国税庁が自動的に予定納税額を計算して通知してきます。フリーランス・個人事業主として事業が軌道に乗るほど、この制度は身近になります。本記事では、予定納税の仕組み・支払い時期・そして収入が減った場合に使える「減額申請」の方法をわかりやすく解説します。

予定納税の基本:なぜ前払いするの?

予定納税は所得税法第104条に基づく制度です。前年の確定申告で算出した所得税額(予定納税基準額)が15万円以上の場合、今年分の税を前払いする義務が生じます。

  • 第1期(7月):前年の所得税額 × 1/3
  • 第2期(11月):前年の所得税額 × 1/3
  • 確定申告時(翌年3月):残り1/3を精算(還付または追納)

たとえば、令和7年(2025年)の確定申告で所得税が30万円だった場合、令和8年の予定納税は10万円×2回(合計20万円)の前払いとなります。

2026年(令和8年)の予定納税スケジュール

  • 通知書到着:例年6月中旬ごろ(税務署から郵送)
  • 第1期納付期限:2026年7月31日(木)
  • 第2期納付期限:2026年11月30日(月)

納付方法は多岐にわたります。e-Tax(ダイレクト納付・クレジットカード)、コンビニエンスストア、金融機関窓口、スマホアプリ(Pay-easy)などが利用できます。クレジットカード払いはポイントが貯まりますが、決済手数料(税額の約0.85%)がかかるため注意が必要です。

予定納税の対象者は?

  • 前年の確定申告による予定納税基準額が15万円以上
  • 所得税・復興特別所得税の申告納税額がある
  • フリーランス・個人事業主(売上が安定・成長している方)
  • 副業収入が大きい会社員
  • 不動産収入・利子・配当収入がある方
  • 前年に退職金や一時所得があった方

収入が減ったら「減額申請」を活用しよう

予定納税は前年の税額を基準に計算されるため、今年の収入が落ち込んだり経費が大幅に増えたりした場合、前払いしすぎる可能性があります。そのような場合に活用できるのが予定納税の減額申請です。

減額申請の申請期間(令和8年分)

  • 第1期・第2期をまとめて減額:2026年7月1日〜7月15日
  • 第2期のみ減額:2026年11月1日〜11月15日

減額申請が認められる主なケース

  • 今年の事業収入が前年より大幅に減少した
  • 病気・けが・育児などで休業した
  • 大型設備投資をして減価償却費・経費が急増した
  • 廃業・休業を予定している
  • 医療費控除・社会保険料控除など各種控除が大幅に増加した
  • 配偶者控除・扶養控除の状況が変わった

減額申請の手順

  1. 申告納税見積額の計算:1月1日〜申請時点(6月30日または10月31日)までの収入・経費を集計し、今年の見込み税額を算出する。
  1. 申請書の作成:国税庁ホームページから「予定納税額の減額申請書」(第11号様式)をダウンロードするか、e-Taxから作成する。
  1. 必要書類の添付:損益計算書や収支内訳書など、見積額の根拠資料を添付する。
  1. 税務署へ提出:所轄の税務署に持参・郵送するか、e-Taxでオンライン提出する。

ここで重要なのが経費の正確な集計です。Denpyoのようなレシート管理ツールを使って日々の経費を記録しておけば、申請書作成時に必要な損益データをすぐに確認できます。スマートフォンで領収書を撮影するだけで、AIが金額・勘定科目を自動で読み取って分類するため、6月末時点の経費合計をリアルタイムで把握できます。

予定納税と確定申告の関係:最終精算は翌年3月

  • 前払い超過の場合:差額が還付(振込で返金)される
  • 前払い不足の場合:差額を追納する

青色申告の65万円特別控除や各種経費を適切に計上することで、最終的な税負担を大きく減らせます。ご自身の節税効果がどのくらいになるか、Denpyoの節税効果シミュレーターで無料で試算してみてください。

公式情報・参考リンク

まとめ

  • 前年の所得税が15万円以上の場合に対象となる
  • 第1期:7月31日第2期:11月30日が納付期限
  • 収入が大幅に減少した場合は減額申請を活用(7月1〜15日、または11月1〜15日)
  • 減額申請には今年の損益の集計資料が必要
  • 経費をDenpyoで日々デジタル管理しておけば、申請がスムーズになる

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