勘定科目一覧

勘定科目

勘定科目一覧

確定申告で使用する勘定科目の完全リスト。

2026年1月1日
|Source:国税庁

一般的な参考情報です。個別の税務判断は税理士にご相談ください。 最終確認日: 2026年1月1日 · 出典: 国税庁

これは確定申告で使用する勘定科目(経費カテゴリ)の完全リストです。フリーランスでよく使う勘定科目を、経費にできるもの・できないものの例とともに解説します。

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旅費交通費

Business travel and transportation expenses

全額経費OK

経費にできる例

  • +電車・バス代(通勤以外の業務移動)
  • +出張の交通費(新幹線、飛行機)
  • +出張時のホテル代
  • +タクシー代(業務上必要な場合)
  • +駐車場代(業務使用分)

経費にできない例

  • -自宅から事務所への通勤費(個人事業主の場合)
  • -私用の旅行費用
  • -家族旅行の費用
  • -観光目的の支出

特記事項

出張旅費は実費精算が原則。日当を設定する場合は規程が必要。海外出張は為替レート記録が必要。

会議費

Expenses for business meetings

全額経費OK

経費にできる例

  • +会議室レンタル代
  • +会議中の飲食代(1人5,000円以下)
  • +打ち合わせ時のコーヒー代
  • +オンライン会議ツール利用料
  • +会議資料の印刷代

経費にできない例

  • -1人5,000円を超える飲食(→交際費)
  • -社内従業員のみの飲み会
  • -私的な食事会

特記事項

1人あたり5,000円以下の飲食は会議費として全額損金算入可能。超える場合は交際費扱い。参加者・目的の記録が必要。

交際接待費

Client entertainment and gifts

全額経費OK

経費にできる例

  • +取引先との接待飲食
  • +取引先へのお中元・お歳暮
  • +ゴルフ接待(プレー費含む)
  • +取引先への慶弔費
  • +得意先への贈答品

経費にできない例

  • -友人との食事
  • -家族への贈り物
  • -私的な交際費
  • -取引関係のない相手への贈答

特記事項

個人事業主は全額経費算入可能(所得税法第37条)。法人は資本金1億円未満なら年間800万円まで全額算入可能(租税特別措置法第61条の4)。社会通念上相当な金額であること。1件10万円以上は要注意。記録(相手先・目的・金額)必須。

消耗品費

Office supplies and consumable items

全額経費OK

経費にできる例

  • +文房具(ペン、ノート、ファイル)
  • +コピー用紙・プリンターインク
  • +パソコン周辺機器(10万円未満)
  • +ソフトウェア(10万円未満)
  • +名刺印刷代

経費にできない例

  • -私用の文房具
  • -10万円以上の備品(→減価償却資産)
  • -自宅用の消耗品

特記事項

10万円未満は即時経費化可能。10万円以上20万円未満は一括償却資産として3年償却も選択可。30万円未満は青色申告の少額減価償却資産特例で即時経費化可能。

通信費

Phone, internet, and postal expenses

50%経費

経費にできる例

  • +業務用携帯電話料金
  • +事務所のインターネット回線
  • +固定電話代
  • +郵便代・宅配便代
  • +ドメイン・サーバー代

経費にできない例

  • -私用の携帯電話料金
  • -自宅専用のインターネット代
  • -私用の郵便物

特記事項

自宅兼事務所の場合、業務使用割合で按分。一般的に30-50%程度。通話明細など使用実態を証明できる記録が望ましい。

按分目安:自宅兼事務所で携帯電話やインターネットを私用と業務で共用する場合の家事按分の目安。使用時間や日数で按分計算が可能。通話明細など使用実態を証明できる記録があれば、より高い割合も認められます。

水道光熱費

Water, electricity, gas expenses

30%経費

経費にできる例

  • +事務所の電気代
  • +事務所のガス代
  • +事務所の水道代
  • +事務所の冷暖房費

経費にできない例

  • -自宅専用部分の光熱費
  • -私生活部分の水道代

特記事項

自宅兼事務所の場合、面積按分または使用時間按分で業務使用分を算出。一般的に20-40%程度。按分根拠の記録が必要。

按分目安:自宅兼事務所の場合、事業専用スペースの面積割合で按分。30%は一般的な自宅の1部屋を事務所として使用する場合の目安(例:30㎡のうち10㎡を事業使用)。電気代は使用コンセント数での按分も可能です。

地代家賃

Office rent and land lease payments

50%経費

経費にできる例

  • +事務所・店舗の家賃
  • +コワーキングスペース利用料
  • +駐車場代(事業用)
  • +倉庫の賃借料
  • +貸会議室の利用料

経費にできない例

  • -自宅部分の家賃
  • -私用の駐車場代
  • -住居専用部分の賃借料

特記事項

自宅兼事務所は面積按分。事業専用スペースがある場合はその面積割合。敷金・礼金は別途処理(敷金は資産、礼金は繰延資産)。

按分目安:自宅兼事務所の場合、事業専用スペースの面積按分で算出。50%は住居の約半分を事業用として使用する場合の目安。専用の事務所スペースがある場合は、その面積割合を正確に計算することで、より高い按分も可能です。

賃借料

Equipment and vehicle rental/lease

50%経費

経費にできる例

  • +複合機・コピー機のリース料
  • +車両のリース料(業務用)
  • +機械設備のレンタル代
  • +イベント用品のレンタル
  • +サーバー機器のレンタル

経費にできない例

  • -私用車両のリース料
  • -自宅用家電のレンタル
  • -私的イベント用品

特記事項

車両リースは業務使用割合で按分。走行距離記録や業務使用日誌があると按分根拠として有効。

按分目安:車両リースなど私用と業務で共用する場合の家事按分の目安。50%は業務と私用が同程度の場合の目安。走行距離記録や業務使用日誌があれば、実際の使用割合に基づいてより高い按分も可能です。

支払手数料

Bank fees, professional fees, commissions

全額経費OK

経費にできる例

  • +銀行振込手数料
  • +決済手数料(PayPal、Stripe等)
  • +税理士・会計士報酬
  • +弁護士報酬
  • +社労士報酬

経費にできない例

  • -私用口座の手数料
  • -私的な法律相談料
  • -業務に関係ない手数料

特記事項

士業への支払いは源泉徴収が必要な場合あり。海外送金手数料も業務関連なら経費算入可能。

広告宣伝費

Marketing and advertising expenses

全額経費OK

経費にできる例

  • +Web広告費(Google、Facebook等)
  • +チラシ・パンフレット作成費
  • +看板制作費
  • +PR費用
  • +展示会出展費

経費にできない例

  • -私的なSNS広告
  • -業務に関係ない宣伝

特記事項

不特定多数向けは広告宣伝費、特定の取引先向けは交際費の可能性。高額なノベルティは要検討。

保険料

Business insurance premiums

全額経費OK

経費にできる例

  • +事業用火災保険
  • +賠償責任保険
  • +事業用自動車保険
  • +労災保険(事業主負担分)
  • +店舗総合保険

経費にできない例

  • -生命保険(→生命保険料控除)
  • -私用車両の保険
  • -自宅部分の火災保険

特記事項

自宅兼事務所の火災保険は按分。自動車保険は業務使用割合で按分。

修繕費

Repair and maintenance expenses

全額経費OK

経費にできる例

  • +パソコン修理代
  • +事務所の修繕費
  • +機械設備のメンテナンス費
  • +車両の修理代(業務用)
  • +ソフトウェアの保守料

経費にできない例

  • -私用品の修理
  • -資本的支出に該当する改良
  • -自宅部分の修繕

特記事項

原状回復目的の支出は修繕費。価値を高める支出は資本的支出として減価償却が必要。20万円未満は修繕費として処理可能な場合あり。

外注費

Payments to contractors and freelancers

全額経費OK

経費にできる例

  • +デザイン外注費
  • +プログラミング外注費
  • +ライティング外注費
  • +翻訳外注費
  • +業務委託費

経費にできない例

  • -私的な依頼の費用
  • -業務に関係ない外注

特記事項

個人への支払いは源泉徴収が必要な場合あり(デザイン、原稿料等)。支払調書の作成が必要な場合あり。契約書・請求書の保管必須。

新聞図書費

Books, magazines, and subscriptions

全額経費OK

経費にできる例

  • +業務関連の専門書
  • +業界専門誌の購読料
  • +オンライン情報サービス
  • +有料ニュースサービス
  • +ビジネス書籍

経費にできない例

  • -私的な趣味の本
  • -業務に関係ない雑誌
  • -娯楽目的の書籍

特記事項

業務との関連性が重要。領収書に書籍名を記載しておくと良い。電子書籍も対象。

研修費

Professional development and training

全額経費OK

経費にできる例

  • +セミナー参加費
  • +オンライン講座受講料
  • +資格取得費用(業務関連)
  • +研修旅費
  • +勉強会参加費

経費にできない例

  • -業務に関係ない趣味の講座
  • -私的な資格取得
  • -業務と無関係なセミナー

特記事項

業務遂行に直接必要な研修が対象。資格取得は業務との関連性が重要。高額な場合は税務調査で確認されやすい。

福利厚生費

Employee welfare and benefits

全額経費OK

経費にできる例

  • +従業員の健康診断費用
  • +従業員への慶弔費
  • +従業員旅行(社会通念上相当額)
  • +従業員の飲食代(会議以外の一定条件)
  • +制服・作業着代

経費にできない例

  • -事業主本人の福利厚生
  • -特定従業員のみへの過度な支給
  • -社会通念上過大な支出

特記事項

個人事業主本人は福利厚生費の対象外。従業員全員が対象であることが原則。記録と規程の整備が望ましい。

雑費

Other business expenses

全額経費OK

経費にできる例

  • +少額の事務用品
  • +ゴミ処理費用
  • +クリーニング代(業務用)
  • +振込手数料(少額)
  • +その他分類困難な少額経費

経費にできない例

  • -私用の雑費
  • -業務に関係ない支出

特記事項

雑費が多すぎると税務調査で確認されやすい。可能な限り適切な勘定科目に分類することが望ましい。目安として経費全体の5%以下に抑える。

減価償却費

Depreciation of fixed assets

全額経費OK

経費にできる例

  • +パソコン(10万円以上)の減価償却
  • +事業用車両の減価償却
  • +事務所の内装工事
  • +機械設備の減価償却
  • +建物の減価償却

経費にできない例

  • -私用資産の減価償却
  • -業務使用していない資産
  • -土地(減価償却対象外)

特記事項

耐用年数は資産の種類により異なる。定額法・定率法の選択あり。青色申告は30万円未満の少額減価償却資産特例あり。

ソフトウェア・サービス

SaaS and software expenses

全額経費OK

経費にできる例

  • +会計ソフト利用料
  • +クラウドサービス(AWS、Google Cloud等)
  • +Microsoft 365、Adobe CC等
  • +プロジェクト管理ツール
  • +CRM・SFAツール

経費にできない例

  • -私用のストリーミングサービス
  • -業務に関係ないゲームソフト
  • -私的なクラウドストレージ

特記事項

月額・年額のサブスクリプションは期間按分で経費計上。買い切り型で10万円以上は減価償却資産。

その他

Other categorizable expenses

全額経費OK

経費にできる例

  • +上記に該当しない業務関連経費

経費にできない例

  • -私用の支出
  • -業務に関係ない支出

特記事項

可能な限り適切な勘定科目に分類すること。「その他」は最終手段。

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