【2026年版】青色申告vs白色申告の違い|フリーランス1年目でも分かる完全比較ガイド

【2026年版】青色申告vs白色申告の違い|フリーランス1年目でも分かる完全比較ガイド

青色申告と白色申告の違いを2026年最新情報で徹底比較。65万円控除の要件、年収別節税シミュレーション、申請期限と方法を解説。フリーランス・個人事業主が知るべき選び方のポイント。

2026年1月15日
7 分で読めます
【2026年版】青色申告vs白色申告の違い|フリーランス1年目でも分かる完全比較ガイド
免責事項:本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、税務・法務上のアドバイスを構成するものではありません。具体的な状況については、税理士などの専門家にご相談ください。情報は2025年12月時点のものです。

結論:迷ったら青色申告を選ぶべき

フリーランス1年目で青色申告と白色申告、どちらを選ぶべきか悩んでいませんか?

結論から言うと、迷ったら青色申告を選んでください。

なぜなら、青色申告の65万円特別控除により、年間10万円以上の節税が可能だからです。さらに2026年からは基礎控除が最大95万円に拡大され、青色申告のメリットがさらに大きくなります。

「でも複式簿記は難しそう...」という心配は杞憂です。現代の会計ソフト(freee、マネーフォワード、弥生など)は複式簿記を自動処理してくれるため、専門知識は不要です。

1. 青色申告と白色申告の基本

確定申告とは?

確定申告(かくていしんこく)とは、その年(1月1日〜12月31日)の所得と税金を計算し、税務署に申告する年次手続きです。フリーランスや個人事業主は、通常毎年2月16日から3月15日までに申告する必要があります。

主な違いを一覧で比較

項目青色申告白色申告
事前届出必要(青色申告承認申請書)不要
特別控除最大65万円なし
帳簿の種類複式簿記(65万円控除の場合)簡易簿記
赤字の繰越最大3年間不可
家族への給与全額経費計上可能制限あり(最大86万円)
少額減価償却30万円未満は即時経費化10万円未満のみ

出典国税庁 タックスアンサー No.2070:青色申告制度

2. 青色申告の5つのメリット

メリット1:最大65万円の特別控除

青色申告最大のメリットは65万円特別控除です。課税所得が65万円減額されることで、所得税と住民税が大幅に軽減されます。

要件控除額
複式簿記 + e-Tax申告65万円
複式簿記 + 紙で申告55万円
簡易簿記10万円

出典国税庁 タックスアンサー No.2072:青色申告特別控除

メリット2:赤字を3年間繰り越せる

事業で赤字が出た場合、最大3年間繰り越すことができます。将来黒字になった年に、過去の赤字と相殺して税金を軽減できます。

例:

  • 1年目:100万円の赤字
  • 2年目:150万円の黒字 → 課税所得は50万円のみ

メリット3:家族への給与を経費にできる

青色申告なら、事業を手伝う家族への給与を全額経費として計上できます。白色申告では最大86万円までの制限があります。

メリット4:30万円未満の資産を即時経費化

青色申告者は30万円未満の資産を購入年に一括経費化できます(年間合計300万円まで)。白色申告では10万円未満のみが対象です。

出典租税特別措置法 第28条の2

メリット5:貸倒引当金を設定できる

売掛金の一部を貸倒引当金として計上でき、課税所得を減らしながら未回収リスクに備えることができます。

3. 白色申告のメリット

白色申告にもいくつかのメリットがあります:

  • 事前届出不要:すぐに始められる
  • 簡易な帳簿:簡易帳簿でOK
  • 手続きが少ない:複式簿記の知識不要

ただし、2014年以降は白色申告でも記帳義務があるため、「帳簿不要」というメリットはもうありません。

4. 年収別の税金シミュレーション

青色申告と白色申告で、年収別にどれくらい税金が違うか比較してみましょう。

青色vs白色比較ツールで、あなたの状況をシミュレーションできます。

年収300万円の場合

項目青色申告白色申告
事業所得300万円300万円
青色申告控除-65万円0円
所得税(概算)約7.3万円約10.2万円
年間節税額:約9.4万円

年収500万円の場合

項目青色申告白色申告
事業所得500万円500万円
青色申告控除-65万円0円
所得税(概算)約23.4万円約36.4万円
年間節税額:約19.5万円

年収800万円の場合

項目青色申告白色申告
事業所得800万円800万円
青色申告控除-65万円0円
所得税(概算)約63.8万円約78.8万円
年間節税額:約21.5万円

所得税計算ツールで正確な税額を計算できます。

5. 青色申告の申請方法

必要書類

申請期限

状況期限
新規開業(1月15日までに開業)その年の3月15日
新規開業(1月16日以降に開業)開業から2か月以内
白色から青色への切り替えその課税年度の3月15日まで

例:2026年分の確定申告(2027年初めに申告)で青色申告を利用するには、2026年3月16日までに提出(3月15日が日曜日のため)。

提出方法

  • e-Tax:オンラインで24時間提出可能
  • 郵送:管轄の税務署へ送付
  • 窓口:税務署に直接持参

6. 65万円控除を受けるための要件

要件1:複式簿記を使用する

65万円控除には複式簿記が必要です。会計ソフトを使えば自動で対応できます。

要件2:e-Taxで電子申告する

2020年以降、65万円の満額控除にはe-Taxでの電子申告が必要です。マイナンバーカードとICカードリーダー(またはスマートフォン)が必要になります。

要件3:期限内に申告する

申告方法控除額
期限内 + e-Tax65万円
期限内 + 紙申告55万円
期限後申告10万円のみ

7. 白色申告でも問題ないケース

以下の場合は白色申告でも問題ありません:

  • 副業収入が20万円以下(そもそも申告不要の可能性あり)
  • 今年だけの一時的な収入
  • 今年で事業を廃業する予定

ただし、年間の事業所得が100万円を超える場合は、青色申告のメリットが大きいため検討する価値があります。

確定申告要否チェックツールで申告が必要かどうか確認できます。

8. 2026年税制改正の影響

2026年から基礎控除が大幅に拡大されます:

合計所得金額2025年まで2026年から
132万円以下48万円95万円
336万円以下48万円88万円
655万円以下48万円63万円

青色申告の65万円特別控除と合わせると、フリーランスは最大153万円の控除を受けられるようになります。

2026年税制改正について詳しく読む

9. よくある質問

Q1. 青色申告と白色申告は切り替えられますか?

A. はい。白色から青色への切り替えは、3月15日までに青色申告承認申請書を提出します。青色から白色への切り替えは、特に届出は不要です。

Q2. 会計ソフトは必須ですか?

A. 必須ではありませんが、強くお勧めします。人気のソフト:freee、マネーフォワード、弥生など。

Q3. 領収書はいつまで保管が必要ですか?

A. 原則7年間です。Denpyoなどのアプリを使えば、領収書を撮影してデジタル保管できます。

Q4. 副業でも青色申告は使えますか?

A. はい、「事業所得」として認められる場合は可能です。「雑所得」に分類される場合は、青色申告は利用できません。

まとめ

重要ポイント:

  • 迷ったら青色申告:65万円控除で年間10万円以上の節税
  • 会計ソフトで簡単に:複式簿記は自動化される
  • e-Taxで満額控除:電子申告で最大のメリットを享受
  • 2026年はさらにお得:基礎控除拡大で青色申告のメリット増大
  • 期限に注意:開業から2か月以内、または翌年分は3月15日まで

関連ツール

ツール用途
青色vs白色比較ツール節税シミュレーション
所得税計算ツール税額計算
確定申告要否チェック申告要否の確認

参考文献

  1. 国税庁 タックスアンサー No.2070:青色申告制度
  2. 国税庁 タックスアンサー No.2072:青色申告特別控除
  3. 国税庁:青色申告承認申請書
  4. 租税特別措置法 第28条の2
  5. 財務省:2026年度税制改正大綱
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